あえて離れた職場をさがす

高齢化の影響によって介護の社会的需要が高まる傾向があり、介護施設は各地に多数設立されるようになっています。

人材の不足が目立っている影響もあって転職をしても採用されやすいことから、介護業界では場所を選んで自由に転職できるのが魅力です。主婦のように家事や育児も担っている場合や、時間を惜しんで働かなければならないケースでは特にこのメリットを生かして近隣に職場を探す傾向があります。

しかし、それが失敗につながっている事例も多いのが実情です。職場が近いと通勤時間が短くて時間を有効利用できるのは確かであり、その点では通常は満足しています。ところが、施設の利用者も近隣に住んでいるのが問題になりがちです。近所付き合いのある人が入所や通所してきてしまうことになってどのようなスタンスで介護を行えば良いかで悩んだり、責任の重圧に負けて働くのが辛くなったりしてしまうというのは事例として多くなっています。

また、利用者と街中で出会ってしまうことになり、介護内容についてなど仕事の話をオフの時間にもしなければならなくなるのが大変に感じられてしまう事例も見かけられるものです。このような問題を解決するためには、職場の場所を遠ざけるのがコツです。数駅程度離れているだけであまり近所の人が利用することはなくなるので、少し通勤時間がかかっても職場を離すことを考えても良いでしょう。日頃の負担を軽くしたい方に知っておいていただきたい転職のポイントです。